世界遺産☆富岡製糸場
富岡製糸場が世界遺産ってどういうことだろう?と思い、ちょうど近くを通る機会に立ち寄ってみました。
後世に伝えたいしごと、産業遺産として登録されたらしく、明治から昭和にかけて、激動の時代にはたらく人々の知恵や情熱を感じる場所でした。
当時の日本の絹産業が、世界を支えるまでに成長した背景には
・欧州との協力関係
・官民の経営移行
・現場の技術革新
・工女としての女性の活躍
など色んなストーリーがあり、その中でも遺産として残るモノの一つが、木骨煉瓦造(もっこつれんがづくり)。
日本ではレンガなんてなかった時代に、フランスから来た技術者の指導のもと、瓦職人が初めてレンガを作り、モルタルはないので代わりは漆喰を使い、『設計は尺貫法からメートル法に計算し直し』と簡単に言うけれど、“1尺=10/33 メートル”で割り切れません。きっと職人の知恵でどうにかしたのですね、すごいです。
レンガにはヤマニの刻印も。
ここで働く工女となったのは14-25歳くらいの女性たちで、廃藩置県で職を失った武家の子女もいたとか。彼女たちの働くモチベーションは勉強出来ることだったとも聞き、頭が下がります。
日本としては外貨を稼ぐためという理由も大きかったと思うけれど、世界で良い品質の絹が安定して使えるようにというのは、国を超えたミッションだったのかもしれないですね。
それがエスカレートすると、大量消費や労働力搾取の問題もあるので、何事もバランスは大事ですが、時代が変わるとき、産業が育つとき、変化を支える人たちがいたことに感謝です。