BIO HOTEL カミツレの里でひとやすみ

気になっていたBIO HOTEL

カミツレの里 八寿恵荘へ行って来ました!


長野駅から篠ノ井線というローカル電車に

さらにバスを乗り継ぎ

結構長い道のりなのですが

景色が美しく、こういう旅も大好きです。



到着後の案内には、四季の楽しみ方が。

こういう配慮に嬉しくなります。



カミツレの里ということで

カミツレについてのレクチャーがありました。


朝夕は花が閉じるのですが、その姿が右側の写真。

閉じるってそっち側!と可愛くて仕方ありません。



少し休憩をしたら

かまどで夕飯用のご飯を炊く会に参加しました。


全7部屋と小規模なので、こうした場で

他の方ともすぐ顔馴染みになります。


おひとりの方も、家族連れの方も

和やかで優しい空気感で

とても心地良く過ごせました。



まずは薪割りから。

当たっても当たらなくてもいいので、

とにかく斧を地面に叩きつけること。

自分の足側に振るわないことが一番大事でした。



薪に火をつけやすくするため

さらにナタで細くします。


スタッフさんに従いあっという間にかまどセット。

火も安定しました。



先日、畑の集まりでもご飯を炊いたのですが

その時は火を着けるのも安定させるのも大変で。


写真を見てもらったところ

「面白いですね」とスタッフさん。


面白いでは改善にならないので(笑)

色々アドバイス頂きました。


ご飯が炊けたかどうかは、音が大事だそうです。



夕飯には自分達で炊いたご飯。

お米はスタッフさんが育てている無農薬米です。

こういう瞬間に贅沢だな〜と感じます。



翌朝はカミツレ畑周辺をお散歩。

曇り空に朝焼け、とっても綺麗でした。



大好きなツリーハウス。

木の階段で登りやすかったです。



ツリーハウスの中は木が貫通しています。

ワクワクが止まりません。



せっかくなので丘を登ってみると

カミツレの花期はこれからでしたが

黄色い野の花のお花畑が広がっていました。


お花畑って実は専門用語でもあるのですが

何度聞いてもほっこりする単語です。



さらに進むと七色大カエデ。

秋には七色に紅葉するそうで、楽しみですね。


そうこうしているうちにチェックアウト時間。

ここは連泊が良いお宿だと心底思います。



バスまで少し時間があったので

ラウンジでゆっくり。


ちなみにBIO HOTELは

オーガニックなホテルの認証。


建物、リネン、食事、アメニティが

オーガニックで、かつ国産であること。


ちょうどこちらのリニューアルの際に

アレルギーがある方や

手術をして傷があって・・という方など

何方にも安心して来て頂きたい

ということで認証を取ることにしたのだそう。


フルオーガニックにしようとすると

輸入品に頼らざるを得ないことも多い日本。


日本の有機農業の割合もまだまだ少ないと聞き

2020年の農林業センサスから数字を拾ってみると

(a) 経営耕地面積(ha)(b) 有機農業に取り組んでいる経営体の作付面積(ha)(a/b) 有機農業の
面積割合
3,232,882115,2693.57%

面積比率で約3.5%

どの数字を見るかによって変わってきますが

全国的にはまだこれからという印象です。


ここでいう有機農業とは

化学肥料及び農薬を使用せず、遺伝子組換え技術も利用しない農業のことで、減化学肥料・減農薬栽培は含まない。また、自然農法に取り組んでいる場合や有機JASの認証を受けていない者でも、化学肥料及び農薬を使用せず、遺伝子組換え技術も利用しないで農業に取り組んでいる場合を含む。

と書かれてありました。


以前から自然農法を実践していて

顧客も維持できているのであれば

わざわざ追加プロセスを入れて認証をとるか?

は議論がありそうです。


いずれにしても、現段階で暮らしの全てを

オーガニックにするにはかなりの努力が必要。


八寿恵荘さんの取組みに感謝です。


ありがとうございました :)


参考

  • 本「欧州のビオホテル」