生物季節を感じよう☆秋田で紅葉狩り
あっという間に冬になってしまう東北地方。
タイミングをお宿に相談して
紅葉の時期に訪れることが出来ました。
この日は一日を通して雨模様。
どんよりした空でも、この景色。最高です。
にわとりたちに大歓迎を受け
一気に心温まります。
用あってだいぶ早めの到着となりましたが、
快く迎えて下さり、
このラウンジでゆっくり過ごすことが出来ました。
見晴らしの良い貸し切り温泉。
眺めは針葉樹なので、紅葉はしていません。
こちらは色づいた広葉樹。
こうして紅葉を楽しみながら、
ふと生物季節(フェノロジー)
という言葉を思い出しました。
有名なのは、サクラの開花日ですが、
紅葉日や落葉日も生物季節です。
気象庁の人が
こうした生物の季節変化を、
観測し、記録し続けてくれているんです。
気象庁の生物季節観測の説明によると
「観測された結果は、
季節の遅れ進みや、気候の違い、変化など
総合的な気象状況の推移を
把握するのに用いられる他、
新聞やテレビなどに利用されています。」
ということで、
私たちもあちこちで、
この生物季節観測の恩恵を受けています。
翌朝はすっきり快晴。
こちらは開湯から125年という歴史ある秘湯
日景温泉でした。
せっかく晴れたので十和田湖へ。
水の透明度が高いです。
紅葉狩りの続きを。
実は歴史ある気象庁の生物季節観測は
今年2021年から、
その対象を大幅に削減しました。
詳しい理由はわかりませんが、
ただただ残念に思っていたら
その減ってしまった分については
国立環境研究所が
民間から調査員を募集して
観測を続けるという情報が出ていました!
対象は気象庁が削減した動植物を中心に、
通勤・通学経路で
お散歩コースで
週1回の観測から参加出来ます。
もし興味のある方がいたら
「生物季節モニタリング」で検索をすると
国立環境研究所の募集ページが見つかります。
弟一期は11月までの募集だそうです。
蔦の紅葉も美しいと、
この場を訪れて初めて知りました。
ずいぶんと風になびいているなと思いきや、
偏形樹ですね。
風が強いことがわかります。
十和田湖はこの川を挟んで
秋田県から青森県に移り
青森県側では十和田湖マルシェが開催中。
賑わっていました。
青森といえばリンゴ。
お土産に一種類ずつゲットです。
最近は身の回りのあらゆるものを
センシング出来るようになり、
デジタルに記録して、
それを基に様々なことを予測出来、
とても便利になりました。
けれど、人間のセンサーだって負けてません。
生き物たちの季節変化に気が付き、
それを美しいと感じることが出来る
自分自身のセンサー。
鈍ってしまわないよう
大切にしていきたいですね。
参考